新春講演会

2002年01月25日

平成14年1月25日、リーガロイヤルホテル京都において、機青連新春講演会を開催。「構造変革と日本の先行き..そして我々製造業の将来は?!」と題して、当会顧問の松浦機械製作所 松浦社長様にご講演いただきました。
京都産業21様からも多数ご参加いただき、また秋田さんを訪問しておられた戸製作所(大分県で半導体製造装置の製造や精密部品加工をされています)の社長様にも飛び入り参加いただき、40名の参加で講演会を開催させていただきました。
皆さんからの感想にもありましたが、話の内容は、わかりやすく、そしてやさしいものでしたが その中身は大変厳しいものでした。 アメリカが、将来を危惧して、ITやバイオ等への分野へいち早く針路変更した時とは違い、日本の現状は、 次の用意が無いまま、まさに今のメシの種が中国をはじめとして海外へと持っていかれていると言うもの。リストラ失業率の増加や半導体装置需要や工作機械の日本向け需要の激減、お示しいただく資料のどれもが厳しい景況と予想を裏付けるものでしたが、そうした中でも、日本が優れる技術や開発能力を活かし、過去の成功体験を捨てて、イノベーション(新しいものを生み出すことだけでなく、既存の組合わせであっても社会を変えることが出来る)を起こしていくことに、夢や勇気を持って取り組んでいけば、明るい未来も見えてくると元気の出るお話もいただきました。 講演会後の懇親会では、残念ながら松浦社長に短い時間しか、同席いただけませんでしたが(その日の内に福井に戻られました)、ご講演の話、あるいはそれぞれの近況等を交え、参加メンバーで情報交換を行いました。厳しい現実に直面し、また、これからも向おうとしていますが、決してへこたれず、知識や経験、人間性etcといった経営者としての資質を高めていくこと、そして、そのことをお互いに刺激しあい高めあえるように前を向いて頑張っていきたいと思います。 最後になりますが、過密スケジュールの中、来京ご講演いただきました松浦社長様、また、ご参加いただきました皆様ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。 (キョークロ 寺田)
機青連・新春講演会に参加させていただき、久しぶりに松浦社長さんのお話をきかせていただきました。米国テロ後の世界の動きや製造業の将来についてのわかりやすくお話で、企業経営には、イノベーションを続けることの重大さを改めて感じました。機青連の世話役の皆さんご苦労様でした。 (京都産業21の森西さん)