第3回会社訪問 山本精工 株式会社

2001年11月08日

<木村製作所 木村俊彦>
はじめに山本常務をはじめ社員の皆様に大変お世話になりましたこと御礼申し上げます。 ここ数年みられない程の企業様並びにその従業員さんたちの参加、総勢50名と非常に大勢の人たちが参加されまして非常に活気に満ち溢れた会社訪問になりました。今回は参加人数が非常に多かったので、まず最初に山本精工さんの営業内容及び現在の仕事の取り組みを4班に分かれ説明を受けました。 その後社員さんと会社経営者(あるいは幹部)と二手に分かれそれぞれDiscussionが行われるといった流れで行われました。
会社の営業内容はアルミ、色物をメインとし角物、丸物の切削加工、加工後の処理までを一貫製作されていまして、松浦機械のMAM72ー40面パレットなど様々なマシニグセンターを数多く設備されており全てコンピュータ制御で無人化(デジタル化)されている。そしてそれに付随するソフトの開発も自社で製作されているという最先端の加工技術をもっておられる企業様です。
従来の機械加工というものを根本的に変え画期的な取り組みを現実にされていること又同じ加工業界とは思えないほどの現場の環境に正直驚きました。しかし、山本常務はデジタル化というものを進めて行く中でも、やはり切削加工というものは、汎用機で実際自分の腕で感覚で油まみれになって物を削ってみる。そしてそう言った経験からこの材質はどんな特性をもっていて、どのように加工すればいいのかと理解ができる。かりに女の子の社員であってもそれは徹底してやってもらうと言っておられました。最先端の加工技術を保有されデジタル化の方向で進まれいている反面、そう言った泥臭い従来からの加工技術の取り組みは、決して省くことの出来ないものであるといった考えに少し親近感を感じその反面、すばらしいと思いました。
また、加工物を刃物で加工している光景を見ているとそれは、刃物が動いているのではなく情報が動いているように見えると言っておられました。ただただ凄いなと関心するばかりでした。 その後のDiscussionでは、山本常務から普段聞けないようなお話しも聞かせていただき、又機青連の20年前の極秘ビデオも見せてもらいました。20年前にKBSで放送されたものでした。今も昔も短納期、コストダウン、日本経済の低迷、うたわれていることは同じであり、その時代にはその時代の最先端の加工技術が存在していただろうし、それをとりまく問題と言うものも今後もでてくるだろうし、そんな移り行く背景の中で機青連という組織の熱い思いは今日に至るまで変わりなく成長し続けていると言うことを実感しました。そしてこれから私が成長していく過程で私自身もまずは向上心をもち、何事にもめげない精神力を養っていくとともに、山本常務の言われたように理解と寛容をもてるような人間に成長していくこと、子育て、家庭、仕事、機青連という仲間、いかなるところからでもそれをヒントに学習し吸収していきたいです。仕事の報酬は仕事であり仕事の報酬は成長であると言っておられましたように、私自身が常に社員の陰にもなり日向にもなれるような人間になれる日を信じてこれから先歩んで行きたいと思います。 最後になりましたが、いろいろ勉強させて頂きまして有難うございました。大変参考になりました。私ごとですが、私の会社も自社の個性を出せるようなことを早急に考え取り組んで行きたいと考えています。

<新和製作所 加納伸一>
山本精工さんの会社を見学させてもらい、(うちも社員を1人連れて行って)色々なことを感じました。 機械の設備もすごかったのですが、前向きに夢に向かってる姿勢というか、人が理想を描き色々なことにチャレンジしていることに深いものを感じました。ただ仕事をするだけでは何年たっても何も変わらない。一人一人が自分で考えて動けるように環境を、作れるようにしなければいけないと感じました。それが会社作りであり自社の個性を作る方法なのでは。。。
連れて行った社員と色々と話をして、「足らんことばっかりやけど、ちょっとずつ変えていこうや。」こんな感じですが、今は大変厳しい時ですが、すこし前を向いて行けるようにがんばろうです。。。
帰りは頭がパニックしながら帰りました。貴重な体験ありがとうございました。 (うちは製缶板金なので機械のことがわかりませんでしたが、勉強になりました。)